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家庭用電源AC100Vを制御

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Webブラウザ経由で、LEDのON/OFFが制御できるようになったため、これを応用して家庭用のAC100VのON/OFFを制御してみます。
これができるようになると、自宅の家電の電源を操作することができるようになります。


使用するもの

Raspberry Pi以外で使用するのは以下のものです。

  • ソリッド・ステート・リレー(SSR)
  • 延長コード(100円均一で購入)
  • Raspberry PiとSSR間を結ぶ導線

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ソリッド・ステート・リレー(SSR)

ソリッドステート・リレーは、マイコンのON/OFF出力を入力として、簡単にAC100VのON/OFFを制御できるスイッチのようなものです。

使用したソリッド・ステート・リレー(SSR)は秋月で購入しました。

このソリッド・ステート・リレー(SSR)は、入力制御電圧:DC3~8V(24V),5mAであり、大抵のマイコンのGPIOにそのまま接続可能です。
出力制御電圧:AC100V,25A(十分に放熱した場合) 放熱しない場合は2Aぐらい(200W)で使用します。そのため消費電力が大きなドライやや、電気ポッドのようなものは扱わない方が安全です。

今回は、5.4WのLED電球を点灯させるものとします。
これならば、電流は、0.054Aとなり、ソリッド・ステート・リレー(SSR)の制御電流としてはかなりの余裕があります。


組み立て

秋月で購入したソリッド・ステート・リレー(SSR)はキットになっています。
延長コードを真ん中で切って、キットに半田付けして組み立てます。
キットはこのままだと、基板裏がむき出しのため、注意して扱わないといけません。
本来ならばヒューズを取り付けた方がよいでしょうが、今回はLED電球のみに限定して実験的に操作するため取り付けないことにします。

組み立てたあとはこんな感じになります。

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コンセントの配線に触れると危険であるため、熱のこもりにくいケース等に入れるとよいです。

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RaspberryPiとの接続

コンセントを家庭用電源AC100VとLED電球にさして、真ん中の導線をRaspberry PiのGNDとGPIOさします。GPIOを制御すればLED電球をON/OFFできるようになります。
前回まででGNDとLEDを制御していたポート11をソリッド・ステート・リレー(SSR)に接続したら完了です。

これでRaspberryPiから家庭用電源AC100Vを制御可能になります。
Webブラウザ経由でも操作できるようにしていれば、PCからでも、スマホでもタブレットでもRaspberry Piを経由して操作し放題となります。

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