ArduinoでLCDの表示を行います。
Arduinoでは、LCDを制御するためのライブラリLiquidCrystalが用意されているため、それを使用して簡単にLCDを表示することができます。このライブラリを使うことで、Hitachi HD44780とその互換チップセットをベースにしたLCDを制御できます。
使用するLCDモジュール
ここでは、サインスマート(SainSmart)1602LCDシールドモジュールを使用します。Amazonで格安に手に入れることができ、スイッチもついているため半田づけの手間が省けます。
このシールドモジュールは、Arduinoにそのまま差し込み、スイッチとLCDを使えるようになります。
ArduinoとLCDの接続は以下になります(バックライトの接続は省略)
LCDを表示するためのサンプルプログラム
LCD表示のサンプルプログラムを以下に表示します。
「#include 」でライブラリのヘッダを参照し、「LiquidCrystal lcd(8, 9, 4, 5, 6, 7); 」でLCDとArduinoのピンの割り当てを行います。LCDに対して(RS, E, DB4, DB5, DB6, DB7)の順にピン番号を指定します。
以下は、決まった文字列を表示するだけのサンプルプログラムになります。
/* LCD Sample Ver1.00 make.bcde.jp LCD表示のサンプル */ #include <LiquidCrystal.h> /* ピンアサインを変更する */ /* lcd(RS, E, DB4, DB5, DB6, DB7) */ LiquidCrystal lcd(8, 9, 4, 5, 6, 7); void setup() { lcd.begin(16, 2); /* LCDの設定(16文字2行) */ lcd.clear(); /* LCDのクリア */ lcd.setCursor(0, 0); /* 0列0行から表示する */ lcd.print("LCD Sample v1.0"); /* 文字列の表示 */ delay(1000); lcd.clear(); /* LCDのクリア */ } void loop() { lcd.setCursor(0, 0); /* 0列0行から表示する */ lcd.print("Hello World!!"); /* 文字列の表示 */ lcd.setCursor(0, 1); /* 0列1行から表示する */ lcd.print("Hello World!!!"); /* 文字列の表示 */ }