Make.

LCDを表示する

Pocket

ArduinoでLCDの表示を行います。
Arduinoでは、LCDを制御するためのライブラリLiquidCrystalが用意されているため、それを使用して簡単にLCDを表示することができます。このライブラリを使うことで、Hitachi HD44780とその互換チップセットをベースにしたLCDを制御できます。


 使用するLCDモジュール

ここでは、サインスマート(SainSmart)1602LCDシールドモジュールを使用します。Amazonで格安に手に入れることができ、スイッチもついているため半田づけの手間が省けます。

このシールドモジュールは、Arduinoにそのまま差し込み、スイッチとLCDを使えるようになります。

00066

ArduinoとLCDの接続は以下になります(バックライトの接続は省略)

00069


LCDを表示するためのサンプルプログラム

LCD表示のサンプルプログラムを以下に表示します。
「#include 」でライブラリのヘッダを参照し、「LiquidCrystal lcd(8, 9, 4, 5, 6, 7); 」でLCDとArduinoのピンの割り当てを行います。LCDに対して(RS, E, DB4, DB5, DB6, DB7)の順にピン番号を指定します。

00067

以下は、決まった文字列を表示するだけのサンプルプログラムになります。

/*
LCD Sample
Ver1.00
make.bcde.jp
LCD表示のサンプル
*/


#include <LiquidCrystal.h>

/* ピンアサインを変更する             */
/* lcd(RS, E, DB4, DB5, DB6, DB7) */
LiquidCrystal lcd(8, 9, 4, 5, 6, 7); 

void setup() 
{ 
  lcd.begin(16, 2);           /* LCDの設定(16文字2行) */
  lcd.clear();                /* LCDのクリア */
  lcd.setCursor(0, 0);        /* 0列0行から表示する */
  lcd.print("LCD Sample v1.0"); /* 文字列の表示 */
  delay(1000);
  lcd.clear();                /* LCDのクリア */
}

void loop() 
{ 
  lcd.setCursor(0, 0);         /* 0列0行から表示する */
  lcd.print("Hello World!!");  /* 文字列の表示 */
  lcd.setCursor(0, 1);         /* 0列1行から表示する */
  lcd.print("Hello World!!!");  /* 文字列の表示 */
}
Pocket