Raspberry Piで動体を検知したら撮影するタイプの監視カメラを作ります。
はじめに
うちに寄ってくる野良猫の観察をするためにカメラの前で動いたら撮影をするような監視カメラを作ります。
Raspberry Piならば、USBカメラを接続するだけで簡単に作ることができます。
飼い猫や、子供の生活を確認するためにも使うことができます。
必要なもの
・Raspberry Pi
Raspberry Piはどもモデルでも問題ないです。
・USBカメラ
USBカメラは高いものでなくても十分です。汎用的なものであれば大抵のものは使用できます。
心配な人は、以下のUSBカメラならば動作実績があるので安心です。
USBカメラの接続
USBカメラをRapsberry Piに接続します。
接続が終わったら、以下のコマンドで認識されていることを確認しましょう。
$ lsusb
コマンドを実行すると、USBカメラがデバイスとして認識されているはずです。
ソフトウェア(motion)のインストール
動体検知時にカメラ撮影を行うmotionというソフトウェアがあるので、インストールします。
以下のコマンドを実行すれば、関連ソフトを含めてすべてインストールしてくれます。
$ sudo apt-get install motion
motionの設定
インストールが終わったら設定ファイルを書き換えます。
$ sudo vi /etc/motion/motion.conf
ここでは開いたmotion.confファイルに最低限以下の設定を行います。
バックグラウンドのプロセスで動かす設定を行います。
# Start in daemon (background) mode and release terminal (default: off) daemon on
localhost以外のPCからも見えるように、以下の設定をoffにします。
# Restrict webcam connections to localhost only (default: on) webcam_localhost off
起動時の設定
最後に、起動時を行います。
motionの設定でデーモンプロセスにしているので、起動時の設定を合わせます。
$ sudo vi /etc/default/motion
開いたファイルに、以下の変更を行います。
# set to 'yes' to enable the motion daemon start_motion_daemon=yes
motionの起動
最後に以下のコマンドを実行し、motionを起動します。
$ sudo service motion start
デフォルトの設定のままにすると8081ポートを指定することで、画像を見ることができます。
http://XXX.XXX.XXX.XXX:8081
Chromeではうまく確認できなかったですが、Safariでは確認することができました。