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電子回路設計ツール Fritzing

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本サイトで掲載している部品配置の図は、電子回路設計ツール Fritzingで書いたものです。
簡単に、電子回路設計図を描く事ができるFritzingを紹介します。


Fritzingとは?

Fritzingは、オープンソースの電子回路設計ツールです。このツールは、Windows/Mac/Linuxといった様々な環境で動作し、回路図の設計からシミュレーションまでできます。ドキュメントやブレッドボードの図には、CC ライセンスが適用されているので、図をWebで公開するにはFritzingへのリンクを張っておけば問題ないでしょう。

Fritzing


インストール

以下のURLから自分の使っている環境に合わせてファイルをダウンロードします。
ダウンロードサイト

Mac OS Xの場合:
Mac用のdmgファイルがダウンロードできるので、ダウンロードしたファイルを展開します。展開してできたFritzingをそのまま Application ディレクトリにコピーすればインストールは完了です。


使い方

部品配置で図を描く使い方を簡単に説明します。

Fritzingを起動すると、以下のような画面が開きます。
「ブレッドボード」のタブを選択して、配置したいパーツを右上のパーツから選択してブレッドボードのウィンドウにドラッグ&ドロップするだけで配置できます。

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部品の向きは、左下の「回転」「反転」で回転できます。
下の図は、LED、抵抗、ブレッドボード(小)、RaspberryPiを配置した図です。

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部品を配置したら、端子と端子間をドラッグ&ドロップして配線を行います。

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配置したパーツの設定を変えるには、右下の「インスペクター」を操作します。
配置したブレッドボードを選択すると、「インスペクター」からブレッドボードのサイズを変更できます。配線を選択すると、配線の色を変えられます。部品によってできることが少し違うため、新しい部品を配置したら一度「インスペクター」を確認するとよいでしょう。

「ブレッドボード」で部品を配置すると「回路図」「プリント基板」に反映されます。

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「プリント基板」では、そのまま基盤作成の注文を出す事ができるようです。


部品の追加

Fritzingでの部品データの追加方法を説明します。
Fritzingの部品データに自分が使いたいものがない場合は、Webからライブラリを取得し、部品データを追加することができます。

超音波距離センサモジュール HC-SR04の部品データを追加します。
以下から、「HC-SR04.fzpz」ファイルをダウンロードします。
http://fritzing.org/projects/hc-sr04-project

[File]-[Open]からダウンロードした「HC-SR04.fzpz」を選択するだけで、My Partsの中に読み込まれます。

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ライブラリの追加が完了すると、以下のように部品が取り込まれます。

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