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OSをインストールする

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Raspberry PiのOSであるRaspbianのインストール方法を記載します。


 

Raspbianのインストール for Mac

ここでは、MacでRaspbian “wheezy” OS の起動ディスク(SDカード)を作ります。

まずは公式サイトから今回インストールするOS「Raspbian」をダウンロードします。

ダウンロードはそれなりに時間がかかるため気長に待ちます。
ダウンロードが完了したら、解凍して任意のディレクトリに移動させます。

ダウンロードを待っている間にSDカード側の準備を行います。
MacにSDカードを差し込み、dfコマンドでマウント名を調べます。

$ df

dfコマンドを入力すると以下のような表示でディスク状態が表示されます。

$ df
Filesystem    512-blocks      Used  Available Capacity  iused     ifree %iused  Mounted on
/dev/disk0s2   975093952 362879912  611702040    38% 45423987  76462755   37%   /
devfs                388       388          0   100%      672         0  100%   /dev
map -hosts             0         0          0   100%        0         0  100%   /net
map auto_home          0         0          0   100%        0         0  100%   /home
/dev/disk1s2  3906357344 612661152 3293696192    16% 76582642 411712024   16%   /Volumes/HD-LBU3
/dev/disk3s1    62652416      5056   62647360     1%        0         0  100%   /Volumes/RASPBIAN

認識されたSDカードのマウント名は、/Volumes/RASPBIANになります。
このとき対応づいた「/dev/disk3s1」の番号をメモしておきます。

次に、SDカードをアンマウントします。
以下のコマンドを入力して、デスクトップからSDカードの表示が消えればよいです。
アンマウント完了後もSDカードは抜かないでください。

$ sudo diskutil umount /Volumes/RASPBIAN/

アンマウントが完了したら、解凍されてimgファイルをSDカードに書き込みます。
解凍されたimgファイルが格納されているディレクトリに移動して、以下のコマンドを入力します。
ここでは、解凍されたimgが「2014-09-09-wheezy-raspbian.img」であるとします。
「of=」でしていされるパスは、上記で確認した「/dev/disk3s1」に対して、末尾の「s1」をとり、「disk」の前に「r」をつけます。このとき、ディスクの番号は間違えないように注意してください。間違えるとMacのシステムを破壊する恐れがあります。

$ cd (解凍されたimgファイルが格納されているディレクトリ)
$ sudo dd bs=1m if="./2014-09-09-wheezy-raspbian.img" of="/dev/rdisk3" conv=sync

上記のコマンド後、書き込みが始まります。
SDカードへの書き込みは結構時間(5分以上)がかかります。
書き込みが完了すると以下のような表示がされ、完了したことが示されます。

3125+0 records in
3125+0 records out
3276800000 bytes transferred in 638.020882 secs (5135882 bytes/sec)

書き込みが終わったら、SDカードへのインストールは完了です。
書き込んだ後のSDカード名は”boot”になっているはずです。

最後に、Raspberry Piに差し込んで、起動します。


NOOBSを使用したインストール for Win

ここでは、WindowsでNOOBSというツールを使用して、Raspbianインストールするための手順を解説します。

New Out of Box Software (NOOBS) と呼ばれるソフトを書き込みます。
RAWイメージファイルを書き込む方法もありますが、WindowsではNOOBSを使用した方が楽です。
詳細な情報は、以下に記載されています。
公式サイト

NOOBSには以下の特徴があります。
・RAWファイル書き込みとは違い、専用のツールが不要。
・SDカード内に、Raspbian、PidoraとXBMCといった複数のディストリビューションが書き込まれます。

Raspberry Piの初回ブート時に、OSを選択してインストールします。

Windowsでの、NOOBS書き込み手順は以下の通りです。
用意するもの:4GB以上のSDカード

SDカードのフォーマット

1.SD Formatterをダウンロードして、インストール
SD Formatterは以下からダウンロード可能です。
https://www.sdcard.org/jp/downloads/formatter_4/
2.SD Formatterを使用して、SDカードをフォーマット
ツールのオプション設定で、消去設定「上書きフォーマット」論理サイズ調節「ON」とする

NOOBSの書き込み

  1. NOOBSをダウンロードサイトからダウンロードします。(2014/11/16現在は、v1.3.10が最新のようです。)
    NOOBS_vX_X_X.zip or NOOBS_vX_X_X.zip.torrent
    サイズが大きいため、torrentでのダウンロードがお勧めです。
  2. ダウンロードしたファイルを解凍し、SDカードに書き込みます。

これでNOOBSを書き込んだSDカードの準備は完了です。

SDカードへNOOBSを書き込んだため、次はいよいよ起動です。
Raspberry Piに、USBキーボード、マウス、ディスプレイ(HDMI)を接続して、NOOBSを書き込んだSD カードを差し込みます。

Raspberry Piの電源はmicro-USBのみなので、差し込んだら電源ONです
最初にインストール用の画面が表示されます。
インストールするOSを選択します。

Raspbianが推奨されているので、Raspbianをインストールします。
画面の下部で日本語を選択すれば多少は日本語で表示されます。

Raspbianを選択して、インストールしようとすると、上書きしてもいいか確認してくるため、[Yes]を選択。

インストールには時間がかかるため、少し待ちます。

初回のみ「Raspberry Pi Software Configuration Tool」が自動で立ち上がります。
後でも設定できるため、Tabキーを押して、すぐにを選択しても問題ありません。

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